そこにある神様の影

神様のカルテ、完成披露イベントとやらに行ってきましたよ

リムジンを下りてきたあのひとはなんだかすごく濃い目をしてた。ぎゅっと濃縮されてるみたいな。隣に並んだあおいちゃんがすらっとしてるせいか、そこまで身長が違わないように見えた。なんせスタンディングの最後ブロックだったので足元はよく見えなかったのだ
 
印象的だったことをいくつか

  • 「なんせあのリムジンで俺たちかなりテンション上がっちゃって」っていつもの調子で言ったときの要くんと吉瀬さんがすごくいい笑顔だった
  • 司会の徳光さんに「髪もボサボサにして役に挑んだ〜」と言われて、「その反動で今日はかなりキメてきたんですけど」発言+どや顔で、なぜか会場全体がゆるーい空気に変わってしまって、さくらしいなと思って笑った
  • 要くん「役柄では僕は櫻井くんの先輩ってことですが、実際は同い年で」(会場ざわざわ)櫻井「え、同い年って?要くんと僕が?実際の年齢ですか?」「え?同い年だよね?」「いや、いっこ上ですよね」「…えっ じゃあ実年齢の通り紛れもない先輩ってことで〜」にちょう和んだ。要くんかわいい。
  • この役を通して現代の医療に関する考えは変わりましたか?という難しい質問をされて、しどろもどろになったあげく「30代最初にこの映画に出会えて本当にうれしいです」というコメントに落ち着いちゃった要くんかわいい(2回言った)
  • さくと同い年の池脇さんが「同期だからこその話題ありました?」と訊かれておもいっきり困っててかわいかった。なかったんだね…笑 さくが「ありすぎていまここで挙げられないんだよね!」とフォローしてたけどやっぱり困ってた。てか池脇千鶴ってもう29なの、びっくり。
  • 「緊張してるから自己紹介してもいいですか?」「自分で言うのもなんなんですけど、あれっ俺こんなこともできるんだなあって思って」笑顔全開の泰造さんにも和んだ
  • 撮影が長引いた日は桜吹雪用に千切られた新聞から人の顔写真部分だけ拾い集めるという遊びをしていたあおいちゃんと義徳くん。しかもその遊びをパズルって言っちゃって、パズルではないよねって義徳くんに正されるあおいちゃん。天使ですね。
  • 義徳くん って3回は言ったとおもう
  • 義徳くんからするとあおいちゃんだけじゃなくてさくもかわいい存在なんだなーって感じで、すましてお兄さんしてるさくのお兄さんしてる義徳くんっていう図がたまらなかったです。木更津ってほんとにいいチームだったよなあ(あれっ 違う作品の話に…!)

 
あおいちゃんは紺のワンピースに白い付け襟をしてたかな。さくもしゃべり方にすごく特徴があると思うのだけど、あおいちゃんもあおいちゃんだけの話し方を持っていて、他のひとにはできないやり方で話すんだなと思った。あおいちゃんがいちばん、本物だ…と思った

不器用なのは全然悪いことじゃなくて、不器用だからこそできることがあると思う、ということ。内容としてはとりたてて新しいことではないのに、彼女が言うとふしぎなくらい説得力があって。ふしぎね
 
登壇したひとはみんな声がよくて、考えながらことばを選んでいるんだなってのがわかって、そういう普段見られない表情を見ることができてうれしかったです
あと変な話なんですけど、さくらいくんってすごくいい名前だなーってまた思った。あはは。一止くんとか一止先生って呼ばれてるときももちろんいいんだけど、「さくらいくん」って呼ばれてるときの表情がかわいくて、ああ、すきだなあって思ったの
 
加賀さんがとっても可愛らしくて(白いお着物を着てた)、道明寺母のときの面影なんかちっともなくて、「ずーっと櫻井さんだけを見て、櫻井さんに寄り添ってもらって、ね。こんなにいい役を頂けて、長生きしてみるもんだなあと思いました」と笑顔を溢しながら話していて、このひとはさぞ可憐な少女だったんだろうなあ!と思った。ほんとうに可愛らしかった
加賀さんもそうだけど、良い脚本と良い監督と良い共演者と出会えて幸せですってたぶん全員が言ったんじゃないかな。監督が、キャスティングはどの役もいちばんに話を持っていった方が受けてくださったんですと話していて、それであの笑顔で並ばれたらねえ。見るよねえ
 
最後移動してプレス用の写真撮影があったのだけど、間近で見た岡田義徳さんがあまりにも素敵で、うっ となったことをここにお知らせします。笑
さくと義徳くんが顔を見合わせて話すとことかもうね。こころは発狂してたよね
 
わたし、やっぱりさくの声がすきだな。話し方がすきだな。最初に挨拶したとき、思わず声が出てるスピーカーの位置を確認してしまうくらい惹きつけられる声をしてる。あとね、最後に「人はひとりで生きてるんじゃなくて、誰かに寄っかかったり寄り掛かられたりしていいんだと思う。そうやって生きてゆくんだと思う」という話をしていて、とにかく最近ひとりでもきちんと生きられるひとになろうなろうとばかり思っていたわたしはとてもびっくりした。そんなこと思っても言わないひとかと思ってた。「悩んで悩んで、時には苦しんで」なんて口にしないひとのような気がしてた。でも、言えるだけの自信がついて、それだけの作品に仕上がってるんだろうなってわかったの。暑い夏のはじまり、夕方の六本木、行けてよかった。8月27日の公開がいま素直にとても楽しみです