これからも素晴らしき世界

長い長いツアー、お疲れさまでした。
とにかく長かったような気がする。本当は6月のドームからの予定だったなんてね。半年以上も同じテーマを掲げて同じものを見せ続けてくれた彼らに、心からねぎらいの言葉を。そして感謝を。
 
個人的に数年ぶりに、!となったアルバムを引っ提げた今回のツアー、1日だけの参加だったけれど、すごくシンプルなところまで立ち返ったんだなって思った。「いつも通りをいつも以上に」これにとことんこだわったんだなあって。この数年みたいに凝った大掛かりな作りじゃなくて、意欲作みたいな外を意識したものじゃなくて、等身大っていう言葉が浮かぶ、そんな公演だった。いまにも雨粒がこぼれ落ちそうだったあの夏の日。わたしはそこである程度満足してしまったというか、これが嵐コンだったなと思ってもうその時点で号泣してしまって。あの塀の中に入れるということにものすごい意味があるんだよ。でも内容的にはもったいないなあと思う箇所もたくさんあって、なんだか矛盾しているけれど、もっとできるよって思ったんだよね。そりゃあいまはコンサートだけに全員が全員つねに全力投球できるわけじゃないもん、だけどそれを言い訳にするひとたちじゃないのはよく知ってる。何度も修正を重ねてくるってことは本人たちも納得がいってないってことで、もっと魅せられるでしょうとくやしくなる一方でのびしろが見えたことがうれしかったです。また次を待てるなって思った。それにあれだ、誰もが絶賛するような世界はちょっとこわい。
最終日の内容はさくBD含め、すごくすごくうれしかった。安心した。抜群の安心力を誇るひとたちだってこと、どうして忘れてたんだろう。すぐ不安になったり弱気になっちゃうわたしたちのことよく見てるなあって思ったらちょっと肩が軽くなった。
さくが4人に愛されてるなって、それが重いくらいに伝わってきてもうどうにかなりそうなくらいうれしかったです。さくが4人のことだいじに思ってることを4人はきっとちゃんと知ってるんだな。うれしかっただろうなーまゆげ下げてもうむりー!って顔して笑ってたんだろうな。みんな揃ってうれしいたのしい!って顔してたんだろうな。あー想像できる。あの場に居合わせておすそわけしてくださった皆さん、どうもありがとうございました。ずっとね、誰と誰の絡みが〜とかじゃなくて、5人がどんなふうにそこに立っているかが知りたかったの。どんなふうにその時間を過ごしたのか、どんな顔してたのか。いい顔してましたか。いっぱい伝わった。あのひとたちほどグループであることを活かしているひとたちをわたしは知らない。嵐っていいグループだよね。 
 
国立の最後の挨拶でさくが言っていたけれど「君にはもっと この先ずっと 笑っていてほしい」彼らに対してこの気持ちがつづく限り、ついていこうと思った夏。わたしにとって、彼らに会える時期が夏です。今年の夏、だいすきだった!5人ともお疲れさま。みんなの気持ちもお疲れさま。次がいつ来るのかまったくわからないけれど、いつだってだいすきなその季節を迎えに行けるようにいたいです。またすてきな夏がやってきますように。