一度きりのこの夏を越えてみようよ

夏が行ったね。今年の夏、どうだっただろう。暑かったね、でも短かったよね。ウォータースライダーみたいだった夏。
 
前回のエントリを書いた時点ではそのチケットを持ち合わせていなかったのですが奇跡(としか言いようがないの、どうにも)が起きて20日の国立に行ってきました。
あのねえ、すごく良かった。ほんっとに心の底から楽しかった。本当に。*1 不安がぱあって消えて、とにかくうれしいたのしいだいすきのオンパレードで、これからの嵐にも期待大だなって気持ちが自然に降ってきた夏のお祭りの感想をちょろっとまとめておこうと思います。行けることになってからと帰ってきてから、過去の自分のエントリを繰り返し読んで書き残しておいてよかったなってすごく思ったから、また迷うかもしれない未来のわたしのために。
 
去年は聞けなかった「俺たち5人でおまえら7万人幸せにしてやるよ!」の言葉。いつだって元気にしてもらってるけど、やっぱり去年はさみしかった。もうやらなくていいよねって開演前に話してたHappinessがOPで脱力して笑ったんだけど、ぜんぶ吹っ飛んだ。なんかそんな感じでものっそい5人ともが楽しそうだった。嵐って喜怒哀楽を伝染させるのがうまいグループなんだよ、知ってたけど。あいばんが間違えてべつのリフターに乗っちゃったときも、記者会見での大宮小芝居も、TABOOのバックでメインのひとより俄然本腰入れてる末ズも、ぜーんぶ嵐だった。

Friendshipからのシェケ!なにせ他グループにとことん疎いのでメンバーがバックにつくっていう発想がなかったからちょう興奮した。それぞれ花道に散っていた5人があいばんの「運命的な五叉路」のメロディーに乗って集まってくるところが最初の号泣ポイントだったかもしれない。あいばんのソロの中では特別すきな曲ではないのだけど、今回すっごくいいなって思った。MADの振りをやる4人に目頭が熱くなったり。
シェケバーン!は神かと。それぞれの色っぽさなんなの。ガツガツ踊る二宮さん世界一カッコいいよおおお!!!*2 2番で潤くんが1人ずつと絡むのなんてパニックだった。いちばんぎゃいぎゃいしてしまった曲。惑わされたぜ・・・
ギミゲの二宮さんに漂う艶と哀愁はなんなんだろう。やり切れなさと嘘と毒を抱えた男が嫌いな女の子なんているのだろうか。いや、いない。
そしてRain!!!すべての大野智の中でいちばんすきな曲をもう一度踊ってくれるなんて・・・!とイントロで絶叫してそのあとずっと息を詰めて見守った曲。7万人の視線を受けて汗を飛ばすこのひとの影になりたいと願わずにいられなかった。AAA+はこの曲のためにあるDVDだと半ば本気で思っているのだけど、サビは自然に体が動いたよ。夢みたいだっていちばん思ったのはたぶんここの2曲。あの広い会場をモノにする男。大宮はほんとに格好良い男の子だと思う。*3
TABOOといい、DJ×MJのマジソンといい、入れなかったツアーの曲を聴けたのも個人的にすっごくうれしかったです。入ろうとしなかった、ではなくて、叶わなかった*4ツアー。なんだろう、同じものを取り戻せたわけじゃないけれどこの手に触れたなと思えたから。DJはねえ、SKも久しぶりィ!って勢いだけでその辺の全員とハイタッチしたいくらい盛り上がったけど、何よりMC SHOWとDJ MJのコラボに心臓持ってかれた。潤くんのDJプレイはまだまだハラハラしちゃったけど*5あの瞬間誰よりステージの神様に愛された2人がそこにいました。わたしがDJとかがすきだからではない何か。さくにリマカのラップソロでやらせて自分がレスポンス入れるなんて潤くんがうらやましすぎてしろめ。でも独り占めしないでみんなに見せてくれてありがとうの気持ちのまま飛びつきたいです。じゅんくーん!
 
投票結果はまあそうなっちゃうのかなあって思わざるを得ないところもあったけれど、定番曲だって演出を変えればいくらでも生まれ変わるんだよ。いまいちだなって思ってた曲がなかなかいいじゃんに変わったりもする。だからね結果だけを見て、ぼろくそに言うのはやめてほしいな。だってあなたも入れてたじゃないと。言ってしまいたいような気がしちゃう。
それに定番中の定番が続いたEn.も超絶楽しかったもん!夏の野外のあらしコンでことたい*6 *7やらなくてどうするの!さくのラップ的に最強布陣のことたい→サクラで\陰と陽!/もできて、しかもここのラップのあとビジョンに抜かれた左の横顔がものすごくいきいきしてて、よかったなってじんわり思った。花火もね、DVDで見るとおいおいせっかく5人が踊ってるのにもう花火は映さなくていいよーって思っちゃうけど、今年は5人も含めて会場みんなでわー!ってなれて相乗効果が生まれてた。シューイチが切り取ってくれた上がる瞬間のさくらいくん、宝物です。
 
OREFESのコーナーで相葉んの口からへいへいらびんゆー、さとしくんの口からKissからはじめようの名前が出たとき、ほんっとにうれしかった。どっちもしまっといたらもったいないもん。しかもその名前を挙げたときの会場の歓声がどうやら5人の想定以上に大きかったみたいで。わたしもびっくりするくらい声が出た。だってもう二度と聴けないかもしれないって思ってたから。それでまさとしがちょっとだけ遠慮がちにガッツポーズして、5人とも驚きながらもうれしい顔を隠しきれずにいて。ちょううれしかった。ぼたぼた涙がこぼれ落ちるかと思った。こうゆう曲を待ってるよって伝えられただけでもフェスの意味があったのかもしれないなあと思えたシーン。忘れられないな。
だけどね、スケッチの名前をにのちゃんが呼んだとき、正直喜びづらかった。わたしまだこの曲聴く準備できてないんだって気づいて、こっそりまさとしが当たるように願ってるのに気づいて自分に軽く失望してさ。結果は当たりくじを引いたさくらばがくじの棒をぶつけながらやんややんやしてて、えへって思ったりした。
スケッチをめぐる諸々はまだうまく言葉にできないけれど、わたしがいつかこの曲を生で聴くことがあったらそのときは、あの頃の嵐をリアルタイムで経験していて、いまの嵐をすきで、そしてこれからも嵐と歩んでいきたいひとが揃った場で聴きたいなって思っちゃうの。過去現在未来。そのすべてのシーンの彼らを信じたいし、信じてるから。そんな無茶な話きっと叶わないけどね。普段はあまり思わない、そうゆう繊細さがある曲です。もし2日めが映像化されるとしたらわたしそこで初めて出会うんだなあ。少しだけこわいね。でも嵐はこの先も続くからさ。
 
結局わたしのリクエストは2/9叶ったよ*8、翌日だったら3/9*9だけどね。周りにまかせて自分は入れなかった、へいへいらびんゆーが聴けたのもうれしかった。そんなに普段からヘビロテしてるわけじゃないのに歌詞が染みついてる自分に気づいてにやけたよ。ムビステが上下で交差しなきゃ意味ない!って豪語してたラブシチュ。そんなことなかった。当時とまったく変わらない振りを踊る2人と3人を乗せた右回りと左回りの2つのムビステが合体して、からのチカヅキタイ。どうしようもないくらい嵐コンだった。夏の終わりに想うことには思わず泣いてしまった。はじめまして、ずっと会いたかったです。夏の終わりだからこそ会いたかった。メディア取材に時間を割かれたせいで9時ギリギリだったから挨拶だけでも仕方ないかなって思ってたダブルアンコでアイデラやってくれたとき、歌詞カード見ても全然ついてけないC&Rにあわあわした発売当時を思い出したよ。サビは5人とも踊ってた気がするんだけどどうだったのかな。楽しすぎて忘れちゃったよ。末ズがすっごいどや顔でひっつきもっつきしてたのは覚えてるんだけどネ。
なんかね、わたしほんとにこのひとたち見て育ってきたんだなってあちこちで感じて、ずっと守ってくれてたんだねって、背中が疼いて力がうまく入らないなりに何度も何度も手を振った。メンバーカラーと違う衣装を着てたって、どんな遠くからでも見分けられるのは君たちだからだよ。
 
なんだろう、負の意見も見かけた。でもね、心の底から楽しかったって思えたしそうゆうひとたくさん見たし、本人たちもいい顔してたからいいフェスだったんだと思う。次の曲なんだろう?って気になる一方で目の前で繰り広げられてる夢みたいな一部始終を一秒たりとも見逃したくなくて、終わってから「そういえばよく聴いてる曲が多かったかもしれないね、でも気にならなかったね、最高にしあわせにしてもらえたね」って一緒に入ったお姉さんと顔見合わせて言えた。そうゆうフェスだった。それがすべてだって思うから。
本編が終わってすぐビジョンに流れたPopcornのお知らせ。また新しい世界が待ってるんだってわくわくしたし、何よりこの夢が終わらないんだなって、だって嵐はこれからも嵐だもんってものすごい充足感があってあまり寂しくならなかった。この2日間この場所に居合わせられなかったあの子にも、あのひとにもはやくいまの嵐に会ってほしい。わたしも直前までめそめそしてたから上手く言えないけれど、彼女たちが離れてしまったらさみしいからしつこいくらいにわたしは手を引こうと思う。いつも引っ張ってもらってるからさ。だって嵐は新しいファンだけの嵐じゃなくて。落選メールが来てから、5人がみんなの嵐になってしまったことで、自分が彼らの思うファン層から外れてしまったような居心地の悪さをずっと感じていたのだけれど、取り巻く環境が変わっても彼らは彼ららしく進んでゆくんだって、そのとき隣りにいてもいいんだって感じられた3時間半だった。さとしくんが最後の挨拶で言ってくれた「やっと会えたね」の言葉。決壊してみっともないくらいぼろぼろになってしまったけれど、やっぱりちゃんと見ててくれてるんだって思った。思えたの。
「ずっと繋いできたその手は嘘じゃないから」嵐も嵐ファンもこの曲すきすぎるだろって笑ったけれど、でもあのときもいまも手を繋いでるなって思えた夏の夜。来年はどんなフェスになるかな。いっぱい応えるから、どんな曲だって待ってるから信じてよって、安心してよって言いたいです。5人の背中押してあげるのも、わたしやりたいんだ。

*1:ってさとしくんみたいに「本当に」連呼しちゃうくらいに

*2:踊るにのちゃん推しなもん

*3:大宮ちゃんはふたりとも嵐きっての男前だって信じて疑わないタイプのファンです

*4:この違いは大きいと思う

*5:本人がすごく真剣だったもので

*6:またもやベスト10に入ってなかったよ、わたし泣くよ!

*7:ただの03年とことたいとことたいPV厨ですすみません

*8:言葉より大切なものと夏の終わりに想うこと

*9:Kissからはじめよう