言わないけど はじめての深いいとおしさは

感謝カンゲキ雨嵐を1周年の日にMstで歌ってたんだったね。FDのときに流してくれたランキングの中で、記念すべき1周年の日に披露した曲です〜ってナレにさくは「何これ!?」って言ってて、VTRの中の2000年の潤くんは「1年経ってまとまりましたね」ってタモリさんに話して、そのあとに「これからも一つ、よろしくお願いします」ってぺこっておじぎした。そしたら後ろ4人も無言でぺこってしてて、2012年の潤くんはそれを真剣な目で見てた。改めて聴くと全然薄っぺらくないんだよなーこの曲。それどころか力強い。2年目に歌っていた曲がいまでも褪せないってすごいなあ。件の番組をわたしはまだ見られていないけれど、そんなことをすごく思う。
 
わたしは嵐の、ファンときちんと距離を取れるところをとてもいいと思っていて。「見えないところでいつも戦闘姿勢だったりするの」ってときどき教えてもらって、だけどその渦中ではこっちに全部は見せてくれない。不安がないわけじゃないけどそれがちょうどいいのかなって思うんです。ファンに媚びないところはあのひとたちを信頼できる大きな理由のひとつだよ。泣きごと言わないのはカッコつけなのかもしれないけれど、カッコつけたい相手だって思ってくれるのうれしいじゃん。
見せないからと言って手を抜いているわけじゃないことを知ってる。本当はいっぱいもがいてるのもなんとなくわかる。あらしって揃って真面目でしょ。それでたぶんそんなに器用なひとが揃ったわけじゃない。負けも迷いもあって勝ち逃げないできたからこそ、最近は勝てる瞬間が増えて、そこが目に留まるようにもなってきた。だからこそ思い通りにならないことを嘆いてしまいそうになるのかもしれない。だけどね、わたしは5人に自分の欲を満たしてほしいわけでも、常勝軍団になってほしいわけでもないんです。そりゃあ気持ちを込めて向き合ってきてるんだからよいものになりますように、そしてそれを正面から受け取れる立場でありたいっていつも思ってるけど、イイとこ取りもなんだかね。って思うよね。それに彼らの出す答えがわたしの想像の範囲内にとどまってるはずないから。
 
嵐のチーム感、誰かが欠けてしまうとなんとなく物足りなさを感じてしまうところ、その分5人の時に個人の魅力も光るところ、宝物だと思う。にのちゃんがハリウッドに行ってたとき「4人でやってるバラエティの映像を見たらちゃんと俺のところが空いててね、たぶん良くないことなんだけど本当はうれしかった」って言ってた*1のがすごく印象的で。できることは14年前よりかなり増えたけれど、まだ力が足りないときもある。だけどそれは誰かがカバーできる。チームである意味を知ってる5人だからこそ、こんなにも夢を託したくなるのだと思います。
1人じゃできないこともこのひとたちとならできる。楽しいことや嬉しい気持ちは何倍にもなる。それが実現されてゆく過程すらわたしの夢で、結果として見せてくれるものがわたしのコアに積み重なってゆくよ。未来のことを言葉にするのはとても勇気のいることだけど、彼らについてはそれをも絞り出したいと思う。「泣きながら生まれてきた僕たちは たぶんピンチに強い」んだもんね。大丈夫、まだまだいけるよね。5人にこそこの曲を贈りたいくらいだ、もちろん歌詞カード付きでね。覚えてるよ!って笑ってくれるかな。
肝心なところで絶対逃さない5人と確かな15年目を送りたいです。今年も隣りで笑ったり泣いたりさせてね。
出会ってくれて、ここまでありがとう。これからも、よろしく。

*1:正確な言葉を引っ張りだせないのがくやしい