高鳴りは 特別な夜の魔法

明日からいよいよツアーが始まるなあ、なんて頭のはしっこで確認しながら夜道を歩いていて、ふとシャッフルで流れてきたWaiting for youにはっとした。この曲は初めて音が鳴った瞬間からもうわたしの中に馴染んだなあ、去年Popcornが出たときはちゃんと1曲ずつ思ったことを残していたなと思い立って当時のエントリを読んでみたら、自分の文章で一気に1年前が戻ってきた。やっぱり書き残しておくべきだ、なるべくツアー前に!と思い立って、眠い目をこすりながら感想をメモ。
ここまでは昨夜の話。やっぱりどうにも長くなっちゃったので続きはたたみます。
 
愛を歌おう
何このゲームのテーマ曲*1っぽいのは!?って思ったのも正直事実だけど*2、某バンドのおかげでこういう壮大な曲にはわりと免疫があるのでそんなに拒絶反応はなかったです。むしろ、どこかクセになる。全体を通して迷いがない感じがして、その心強さに引っ張られているんじゃないかな。この曲のラップの音の乗り方というか韻の踏み方がすっごくすきで。普段は歌詞をあまり読まないのだけど、この曲はラップが気になってすぐに読みました。そのあとのさとしくんのフェイク*3がゲーム感を煽ってるの、なんかね、シンデレラ城で剣をかざすアトラクションがあったじゃん。あれを思い出す。
 
サヨナラのあとで
C/Wにありそうな、メロディーがすっと入ってくる心地よい曲。サビ後半の掛け合いからCメロにかけてがすきだな。嵐ってそれこそ昔はこんなに若いのにどうしてって心配になるくらい失恋ソングを歌っていた印象があるのだけど(笑)、それは一人でも立っていられるひとたちだからなのかなあと思います。というか、5人の声が混ざり合った声が持つ一人の男性としての人格が、恋愛依存体質じゃなさそうというか。ソロになるとまた変わるんだけどね。なんか、過去を大切にしつつもどこかさっぱりしている人なんじゃないかなって思う。
 
CONFUSION
この言葉遊びみたいなリズムの踏み方・・・!すっき!もちろん踊るよね?ねっ?モデルずに髪振り乱してほしいです。ギラギラした黒とかの衣装で観たい。2番のソロを繋いでくところもCメロから徐々にアガってくるところもたまらないし、アルバムの中でも男子の軽さが見えて、くううううってなる1曲。何度聴いても最後のさくのThat's right!で心臓がひゅってなる。
 
Hit the floor
まさかのソロ一発目がさとしくんで、CONFUSIONからの流れもぴったりで、うちのリーダーかっこいいでしょ〜ってでれでれしたい曲。久保田利伸を彷彿とさせるトレンディささえもモノにするさとしくんちょうかっこいい!声がメロディーに吸いつくみたいな親和性があって、夢みたいな妙な浮遊感に包まれるよ。深夜の誰もいない首都高を飛ばす車が思い浮かぶのはわたしだけじゃないはず。ものすごいスピードのはずなのに、その車の周りだけ時間がゆっくりに感じられるの。「知らない世界を見せてあげるよ」って言うときの彼はどんな色の瞳をしてる?
 
P・A・R・A・D・O・X
はいきましたリードトラック!レコメンで初解禁を聴いて、背中がぶわってなったの覚えてる。ちょっと悪い顔して片方の口元で笑う男も、真実を告げてくれない男も嫌いなはずない。だっさいロゴが消えててほっとしたPVは二宮先生の一人勝ちすぎて、この曲調でまさかにのちゃんがくると思わなかったからほんとびっくりした。ハットを投げる相葉くん、柄シャツを着て鏡に映る相葉くんの底知れなさに心臓鳴らして、Mステでは完璧に重心がぶれないTHE・主役なJ*4にただただ感服して、さとしくんが得意じゃない振りを踊りこなすときのセクシーさってなんだろうって考える。忙しすぎます。ぴーえーあーるえーでぃーおーえっくすのリズムの取り方が5人5様でぜいたくすぎる。そしてさとしくんのフェイクにさくの声が重なる曲にハズレなしの法則再び。さくがラップの途中で息を吐くように吸う姿にめまい。無条件降伏です。
 
sugar and salt
タイトルが出た瞬間に、これはもうすきだなって確信した。おかしいな、わたし去年も同じようなこと言ってた気がする。さくらいくんの声がほんとうにすきです。「もう一度Call me」のところとか、ね。さくの甘くてほろ苦い声はラブソングに向いてると日頃から思っていて、アルバムのタイトルを知ったときからものすごく期待してたのだけど、それを軽く超えてきた。なぜか聴きながらぼたぼた涙がでてた。息苦しくて、辛い。でも甘い。saltってしょっぱいかなと思ってたら辛いだったのがすこし意外だと思ったのもつかの間、なんかどこか胸が痛い自分を見つけて、これが“リアリティのあるフィクション”なのかーと思いました。思うつぼだよ。くやしい。もともとDAもSteady&Co.もすきなわたし*5がこの曲に溺れないわけない。自分の声を重ねてるところが相変わらずずるくて、ヘッドホンでこの音にずっとたゆたっていたい。アウトロのスクラッチには過去の大切なものがつまってるし、あんなに惹かれたタイトルも本人があっさり決めただなんていうから、このひとはどこまで握ってるのかなって少しこわくなるくらい。いままでのソロの中でも1,2位を争う勢いですきです。だけどどうしてかな、目の前で歌ってくれる姿が全然想像できないんだ。
 
Breathless
この曲がここできてくれてよかった。ちゃんとリセットされてアルバムに連れ戻してくれるから。今回のシングルは全部主題歌モノだけど、この曲がだんとつで作品に寄せてると感じる*6のは2回観に行ったせいかな、イントロのところであの研究所の通路を引きで映した画が見える。にのみやくんの顔を思い浮かべながらこの曲を聴いているとあまりに悲痛で、文字通り叫びだなって思う。でもフォーメーションはかなりすきだったりして。この曲を生で踊る5人に早く会いたい。
 
20825日目の曲
まさかの和子ソング!笑 タイトルが出たとき、数字の謎がものすごいスピードで解明されたとき、初めて聴いたとき、どれもすっごいにやにやしてしまった。これが許されるのはにのちゃんだからだよーワク学で改めて和子さんって素敵なひとなんだなって思ったから、そりゃあ曲も捧げちゃいますよね!つって。にのちゃんがもしいつか誰かと家族になる道を選ぶとしたら、それはお母さんのためなんじゃないか、なんて考えてしまった。なんとなく風景のときの暗号ソングと曲調が似てるし、かわいくあざとく踊ってほしいなーそしたら全部許す!って思います(何を)(笑)
 
Rock Tonight
まさかの曲調に呆気にとられるも、嫌いじゃないんだよねー。こういうのも楽しいっしょ?待ってたでしょ?って顔してる5人の顔が浮かぶもん。はじけてる5人に会いたいよー!終盤でもいいし、アンコールでもいいな。でもあのシックなTシャツでこれ歌うのシュールかも?いやいや!踊ってほしいし、ちょう煽ってほしい!ペンライトぶんぶんするのはまかせて!
 
Endless game
まさとしを組ませたひとにお歳暮・・・!この2人が無機質に歌う「正比例に見えて その想いは反比例」このフレーズが不安定な心を映す鏡みたいでいい。ぞくぞくする。 ジョジョ!って言われたMステの印象がもう強くて、あれ以前のことをうまく思い出せないんだけど、ドラマの1話で聞いたときは妙な居心地の悪さを感じた。そわそわして、ここにいちゃだめなんじゃないかって、よく考えろよって言われてるみたいな。ドラマでは流れないイントロの部分があることでちゃんと嵐の曲にもなってるって思ったなあ。Bメロのうぉーうぉーのところの振り、さくだけ手を伸ばしてて微妙にカウントが遅くて、掻き回されてるような嫌な感じがしてこれも振付師の計算だとしたらたまらないなと思った。さくがフィーチャーされたときの嵐はやたらと得体の知れなさが出ると思ったのはさく担の贔屓目じゃないはず。MステはにのちゃんのオレンジTだけが残念だった。これシャツだったらぜったい数割増しだったよにのちゃん!汚さないでよおばか!><
 
Calling
このスピード感。この両A面であいばんにロック、にのちゃんに刻む曲持ってきたの天才かって思ったんだよね。逆だったらなんか違うなって引きずった気がするもん。あとオリスタでさくが言ってた「(Breathless→にのソロ、Calling→あいばんソロの流れを)あ、やっぱそこ付き合ってたんだ?みたいな」ってのが頭から離れないんだけどどうしてくれるの(笑)相葉くんが長い手足を持て余しながら、もがいて悩んでる姿ってすごい訴求力があるなあ、たくみ先生すきだったなあとまるで昔好きだったひとのことみたいに思い出す。
 
夜空への手紙
相葉くんの本気が感じられて胸がつまる。それは直接的な表現がいくつも散りばめられてるからかな、想いがつまりすぎて自分で歌詞を書いたら熱くなりすぎてしまうと思ったから自分のことをよく知ってるひとにお願いしたって言うあいばんのこと、信頼できるってすごく思う。わたしにもいつか訪れるであろう大切なひととの永遠の別れを想像したり、彼が口を結んで諦めてきたいくつものだいじな瞬間を思うと涙がとまらなくなるよ。大サビの切実さに、あいばんの泣きはらしたみたいな少しぶっきらぼうでざらざらしたやさしい声が合いすぎてエモいなんて言葉も安っぽく感じる。ペンライトに思いを込めて、その静かな覚悟を背負った背中を後押ししたいって本気で思うんだ。
 
Dance in the dark
ステップ踏む潤くんのいたずらっ子みたいな目がキラキラ光るのが想像できる。少女漫画と同じようなきらめきがあってスキ!潤くんの声ってあいばんとは違う意味で無二だよね。普段は静かであったかいのに、歌うときはいまでも可愛らしさが残ってて、そこがいいなって思います。演出にこだわってる潤くんを想像するだけでキュンってするよ。このひとは本当に世界に魔法をかける王子様なんだなあ・*:.。. .。.:*・°゜・*(沸いてる)
 
Starlight kiss
タイトルはキラキラ感を重視した的なことを潤くんが言ってて、さっすが〜!ってなった。古き良き正統派って感じ。このアルバムはジャケ写もPARADOXのPVもそうだけどスーツが似合う大人の男のひとのイメージがあって、それを牽引するのはこの曲かもしれないな。ラップは基本的にあるだけでうれしくなっちゃうんだけど、今年のさくらいくんはいつもより男の顔しててどきどきする。たとえば「誰も彼も貴方に敵わない」のところ・・・!ぎゃん!
 
FUNKY
サブリードトラック!*7 レコメンで初めて聴いたときはなかなかメロディーがつかめなかったんだけど、こうゆうの懐かしいなって思ってたらまさかのゔぉくらとえんじょい企画がはじまって。5人は踊るに決まってるって信じてた曲だったからそっちに集中させてよーってちょっとだけ思ったけど、練習ビデオ見たらあらしの指導がかなり本気だった。笑っちゃうくらいうれしくてそれならやったる!の気持ち。振りさえマスターしておけば目線はメンバーで平気だもんね!その気合いに応えたいってつよく思う。
 
Tears
このアルバムが全体としてアリーナ時代のものに近いって感じた理由はこれかも。ちょっとぶかぶかのスーツみたいな衣装着て、本編ラストかそのひとつ前に歌ってた曲たち。そんな曲の歌い出しはやっぱりさとしくんじゃなきゃ!やさしいメロディーに抱きしめられてよく眠れそうだなって思います。新しさはないかもしれないけれど安心するの。
 
たとえばPopcornに比べると、1周め聴いてすき!ってなる曲は多くないかもしれないし、曲調もなんとなく偏ってるから入りにくい人もいるかもしれないけれど、わたしはすきです。懐かしくて、あらしっぽくて。嵐っぽいってなんだか自分でもよくわからないんだけど、っぽいなーってにやにやさせてくれる要素が今年もあった。その一方で、毎年だいたい5人で歌う曲の中に個人的にこれがこのアルバムの核だな、残るなって思えるようなエモい曲がリードトラックとはべつにあるのだけど、今年はそれがなかった。でもそれがダメってわけじゃない。1曲に縋る必要もないし、それにその分ソロがそれぞれ振り切ってていいんだよね。しばらく少なかった個人的な気持ちを歌うラブソングが増えたこともうれしかった。あと体が動く、ダンスフロアが思い浮かぶ曲が多くて、これはコンサートが楽しみだなって思います。
ここ数年、秋冬のツアーをやってきて今年がいちばん冬のアルバムだなって思う。大人のアルバムだとも。特に通常盤のジャケットの青がすごく格好良くて、通常と初回の色逆にしてほしかったなーなんて、笑 大人になることも寒い冬がくることもこわくなくなるような曲たちを引っさげて、いよいよ初日!素敵なツアーになりますように。年末まで駆け抜けベイベーしようね!

*1:FFとか。ゲームまったくやらないので完全にイメージ

*2:実際は映画のサントラっぽい曲をリクエストらしいけど

*3:てゆっか掛け声

*4:この曲では潤くんじゃなくてJって呼びたい

*5:とじゅんくん、笑

*6:べつにどっちがいいとかではないのだけどね

*7:そんな言い方あるのかは知らない